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鋳造部品、6月に値上げへ


ニュース 機械 作成日:2012年5月15日_記事番号:T00037094

鋳造部品、6月に値上げへ

 工作機械・鋳造部品メーカーの台中精機廠(ビクター台中・マシナリー・ワークス)は、電気料金の値上げ決定を受け、6月15日から鋳造部品の価格を内需用で1キログラム当たり1台湾元(約2.7円)、輸出用で1.5元それぞれ引き上げることを決めた。15日付工商時報が伝えた。

 黄明和同社総経理は「馬英九政権は3段階で電気料金を値上げするとしているが、工業用電力は値上げ幅が大きく、毎年3,000万元を超えるコスト増となる」と値上げ理由を説明した。同社の鋳造部品は70%が自社の工作機械用で、残る30%を社外に出荷している。工作機械、プラスチック射出成形機の値上げは見送った。

 同社の値上げを受け、鋳造部品業界では追随の動きが広がるとみられる。ただ、中国に主な生産拠点を置く永冠能源科技集団は、台湾での生産分が少なく、電力コスト構造が他社と異なるため、追随値上げは見送るとした。