ニュース 石油・化学 作成日:2012年5月15日_記事番号:T00037095
台湾中油(CPC)傘下、国光石化科技(KPTC)の朱少華董事長は14日、マレーシアに1日15万バレルの製油所、年産能力80万トンのエチレンプラント、川下の派生製品20種のプラントを備えた一貫石油化学基地を設置すると明言した。投資規模は総額128億米ドルに上る見通しだ。15日付工商時報が伝えた。
朱董事長によると、国光石化の董事会は、1年以内に土壌調査や環境影響評価(環境アセスメント)などを終えることを計画しており、行政院の同意が得られ次第、4年かけて建設する方針だ。同基地が稼働すれば、年産額は約3,000億台湾元(約8,100億円)に達すると予測される。
また建設予定地のジョホール州プングランは、マレーシア国営石油会社、ペトロナスの製油所などにも近い上、アジア最大の石化製品生産・物流基地であるシンガポールのジュロン島にも近いことから、産業クラスターとしての効果が期待できるとしている。
同国での事業推進に当たり国光石化は、4大民間株主である▽遠東集団(ファーイースタン・グループ)▽長春石油化学(CCPC)▽中国人造繊維(中繊)▽和桐化学(HT)──の支援も取り付けているという。
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