ニュース 電子 作成日:2012年5月15日_記事番号:T00037102
液晶パネルバックライト向けおよび照明市場の活況により、発光ダイオード(LED)エピタキシャルウエハー・チップ最大手、晶元光電(エピスター)の5月受注量が予測を大きく上回っている。張世賢・同社副総経理によると、同月の受注額は既に17億台湾元(約46億円)を超えており、4月は9割だった生産ライン稼働率は現在フル稼働となり、6月もこの状況が続くことが確実だという。このため、受注の一部を子会社の広鎵光電(ヒューガ・オプトテック)に委託している状態だ。15日付経済日報が報じた。
また、一部顧客は供給不足を回避するため、これまで要求していた規格の緩和に同意したもようだ。これにより、エピタキシャルウエハー1枚当たりのLEDチップ生産個数が3,000個から3,300個へと拡大し、エピスターにとっては値上げと同等の効果が得られることになる。
なお米金融大手JPモルガン・チェースは、LEDチップ価格は第2四半期入って下落が止まっており、今後はV字回復も見込めると予測。また、エピスターが製品構成と生産効率を改善できれば、第2四半期は30%以上の増収、粗利益率13%の回復も見込めると指摘した。
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