ニュース 電子 作成日:2012年5月15日_記事番号:T00037104
市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)傘下のDRAMエクスチェンジによると、モバイル機器向けDRAM市場では、第1四半期(1~3月)にサムスン電子など韓国勢がシェアを85.9%まで伸ばしたのに対し、台湾の華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)のシェアは1.3%に落ち込んだことが分かった。15日付工商時報が報じた。

各社のシェアは、サムスン電子(70.9%)を筆頭に、SKハイニックス(15.0%)、エルピーダメモリ(8.8%)、マイクロン・テクノロジー(4.0%)、ウィンボンドの順だった。
サムスン電子は技術面、コスト面での優位性からシェアを伸ばした。出荷量の30%は自社のスマートフォン、タブレット端末向けとなっている。
また、第1四半期には、モバイル機器向けDRAMの平均単価が10~15%、契約価格が約10%それぞれ低下した。
モバイル機器向けDRAM市場には、台湾メーカーではウィンボンドと南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)が参入している。ウィンボンドは46ナノメートル製造プロセスで独自開発した「LPDDR1」を生産。南亜科技は30ナノメートル製造プロセスで、現在市場で主流の「LPDDR2」のサンプルを顧客に送った段階で、本格的な市場参入は今年下半期からになる。
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