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馬総統2期目の就任演説、中国側で期待感高まる


ニュース 政治 作成日:2012年5月16日_記事番号:T00037111

馬総統2期目の就任演説、中国側で期待感高まる

 馬英九総統が来週20日に行う2期目の就任演説に対し、中国人学者の間では中台関係に関して「一つの中国」を明言するなど踏み込んだ発言があるのではないかと期待感が高まっている。16日付旺報が伝えた。

 北京在住のあるベテラン台湾研究者は、馬総統が「一つの中国」についてさらに明確にすることを望んでいる。馬総統は2008年5月の就任演説で「中華民族」という言葉を使ったが、今回は「自分は中国人である」と述べてほしいと発言した。

 呉伯雄・国民党名誉主席が3月に中国の胡錦濤国家主席と北京で会談した際、中台関係を「1国2地区」と表現し、中台が「一つの中国」に属するとの考えを伝えたことで、中国側では馬総統自身による類似の発言に期待が高まっているようだ。

 「台湾住民を率いる馬総統が『わたしは中国人』と言わなければ、両岸(中台)関係は今後は縁遠くなるばかりだ」と語る学者もいる。