ニュース 政治 作成日:2012年5月16日_記事番号:T00037112
李登輝元総統は15日、第2次馬英九政権の発足を控え、マスコミの取材に応じ、馬総統に「決して『寡人』となって、権力を独占してはならない」と呼び掛ける一方、「特定メディアを通じ、美化された情報を流すのではなく、市民に本当のことを話すことがさらに重要だ」と指摘した。16日付中国時報が報じた。
「寡人」とは古代の君主が自称する際に用いた呼称で、ここでは最高権力を欲しいままに行使するといった意味で用いられている。
李元総統はまた、馬総統がかつて台北市長選に出馬した際、台湾の未来像を質問したところ、「李登輝路線を行く」という答えが返ってきたことを明かした。李元総統は「馬氏は当時、台湾の未来像にはっきりした考えは持っておらず、適当に答えただけだと感じた」と述べた。
李元総統はさらに、所得格差の拡大、経済の空洞化など台湾が直面する諸課題を挙げ、その処方せんとして、「政府は公営事業の民営化により、産業競争を促し、生産効率を高めるべきだ。一方で土地開発に力を入れ、農民生活を改善し、公平正義の社会を実現しなければならない」と訴えた。
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