ニュース 農林水産 作成日:2012年5月16日_記事番号:T00037120
屏東県内のマンゴー農家が、天候不順で生育が遅れていた「愛文」種のマンゴーに「エテホン」と呼ばれる禁止薬品を使用し、成長を促していた疑いが浮上している。
16日付蘋果日報によると、愛文種は今年、平年より出荷時期が半月ほど遅れているという。しかし、5月初めに少量ながら出荷されたものがあり、1台斤(約600グラム)当たり550台湾元(約1,500円)の高値で取引された。
同紙の取材によれば、一部のマンゴー農家が成長を促すため、エテホンを使用した形跡が認められた。
エテホンは検査機関での検査が困難なため、同紙はマンゴー栽培経験がある屏東環境保護聯盟の洪輝祥理事長やマンゴー農家に鑑定を依頼した。その結果、同紙が市中で購入した愛文種のマンゴーにエテホンが散布されているとの指摘が得られた。
行政院農業委員会農業薬物毒物試験所の馮海東副所長は「エテホンの毒性は低いが、マンゴーへの使用は認められていない。農家は使用すべきではない」と指摘した。
エテホンは散布するとエチレンに変化し、植物ホルモンの生成を促す。台湾ではサトウキビ、ナシ、トマト、葉たばこ、ブドウ、パイナップルに使用が認められている。
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