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東芝の11年台湾調達、過去最高の5千億元


ニュース 電子 作成日:2012年5月16日_記事番号:T00037129

東芝の11年台湾調達、過去最高の5千億元

 東芝国際調達台湾社(TTIP)の石川隆彦総経理は、2011年度の台湾メーカーからの調達額が過去最高の5,017億台湾元(約1兆3,600億円)で、前年比2億元増えたことを明らかにした。01年の319億元から10年で15倍以上への拡大で、今年も過去最高を更新する見通しだと語った。16日付経済日報が伝えた。

 石川総経理によると、東芝の液晶テレビの昨年世界出荷台数1,300万台のうち、半数を台湾メーカーに生産委託した。証券会社は、東芝の発注拡大によって、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の液晶テレビの受託生産が昨年の550万台から今年は650万~700万台へ増えるとの予測を示した。コンパルは東芝のノートパソコン、タブレットPCなども受託生産している。

 東芝の調達拠点は世界に10カ所あり、台湾が全体の5割以上を占める最重要拠点となっている。主に液晶テレビ、ノートPC、液晶パネル、半導体を調達しており、コンパルのほか、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、緯創資通(ウィストロン)、友達光電(AUO)、奇美電子(チーメイ・イノルックス)などが恩恵を受けている。