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東南汽車、ダッジの新型車を受注


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2007年11月13日_記事番号:T00003713

東南汽車、ダッジの新型車を受注

 
 中華汽車工業のクライスラーおよびメルセデス・ベンツとの中国における提携が大きな進展を見せている。中華汽車が中国で福建省汽車工業集団、三菱自動車と合弁で事業展開している東南汽車は、早ければ来年クライスラーの傘下ブランド、ダッジのキャリバーの生産を開始する。また、中華汽車とベンツが合弁で設立した福建ダイムラー(FJDA)は乗用車の生産を計画しており、将来ベンツの中国における高級車生産拠点への成長が期待される。

 東南汽車は、今年10月からクライスラーブランドのミニバン、タウン&カントリーの生産を開始し、今月からダッジの新型キャラバンの生産も加わった。これに加えクライスラーは来年からは多目的車のキャリバーの生産も東南汽車に委ねるという。

 中華汽車の東南汽車への出資比率は24%で、クライスラーグループのOEM(相手先ブランドによる生産)業務を請け負うことで生産能力利用率が引き上げられ、収益も向上するとみられる。また三菱自動車の中国における生産拠点としての役割、中国政府の自社ブランド育成計画にも合致する自社ブランドSEMの保有と、東南汽車は業務の3方面展開を進めている。13日付経済日報が報じた。