ニュース 電子 作成日:2012年5月16日_記事番号:T00037130
奇美実業は15日、奇美電子(チーメイ・イノルックス)に派遣している董事(取締役)1人、監察人(監査役)2人が6月28日付で辞任すると発表した。これにより、奇美実業は奇美電子の経営から完全に手を引くことになる。16日付工商時報が伝えた。
奇美電子は、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の群創光電(イノルックス・ディスプレー)との合併後、鴻海集団と経営路線をめぐり対立するケースが目立っていた。奇美実業の役員引き揚げにより、奇美電子の経営権は鴻海集団主導となり、意思決定が早まるとみられる。後任の董事、監察人も鴻海集団から派遣される見通しだ。
奇美電子の広報担当者は「合併以来、奇美実業は既に経営者ではなく、投資者の立場だ。董事会からの役員引き揚げは、経営陣にさらに大きな(経営判断の)余地を与えるだけでなく、段行建董事長兼執行長の功績を評価するものだ」と指摘した。
奇美実業は現在、奇美電子に13.57%を出資している。持ち株を売却する計画は今のところないという。
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