世界的人気歌手、レディー・ガガが17日夜、台北世界貿易センター南港展覧館でコンサートを行い、１万5,000人のファンが詰めかけた。しかし、入場料が最高１万2,800台湾元（約３万4,000円）とアジア公演で最も高額となったほか、会場の音響環境が良くないとしてファンから不満の声が上がっており、18日の公演はチケットが４割売れ残っている状況だという。このため主催者は「１枚買えば１枚進呈」方式で投げ売りを始めているほか、「招待券」を増発して人をかき集めており、通常価格でチケットを購入したファンの怒りを買っている。18日付蘋果日報が報じた。
17日の公演でガガは、ゴシック式の古城の舞台セットを背景に、ヒット曲を含め計24曲を熱唱、衣装も13回着替えてステージを所狭してと動きまわり、ファンの目を楽しませた。
ただ、一部座席エリアではステージが見えず、通路に移動して観覧する姿も見られ、「お金を払ったのに何も見えない」と不満の声も上がった。
またガガのコンサートで名物となっている「モンスター・ピット」と呼ばれ、早くから入場の列に並んだ熱狂的なファンに開放されるステージ中央部付近の自由席エリアは今回、設置されなかった。
