ニュース 金融 作成日:2012年5月18日_記事番号:T00037170
行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳裕璋主任委員は、証券監督者国際機構(IOSCO)年次総会に出席するため、12日から17日まで北京を訪問。15日には中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の尚福林主席と会談し、適格国内機構投資家(QDII)資格を取得した中国の銀行による対台湾投資を年内に推進することなどで合意した。18日付工商時報などが伝えた。

QDII資格を持つ中国の銀行は、94億6,000万米ドルの海外投資枠を保有しており、台湾への投資が解禁されれば、台湾株式市場への資金流入が見込まれる。
陳主任委員の説明によると、双方は▽審査中の案件の審査作業を速やかに終える▽QDIIによる対台湾投資推進の前提として、監督管理業務に関する協力覚書の締結を推進する▽「台資企業」(台湾資本の企業)の定義について、検討作業を継続する▽中小企業向け融資、村鎮銀行(農村部に設置する小規模銀行)などの管理監督経験を共有する──などの点で一致した。
金管会と銀監会は今年下半期に台北で会合を持ち、交渉を継続することでも合意した。陳主任委員は北京で、中国証券監督管理委員会(証監会)の郭樹清主席、中国保険監督管理委員会(保監会)の項俊波主席とも会談した。
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