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奇美実業、中台でABSとPMMA増産【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2012年5月18日_記事番号:T00037174

奇美実業、中台でABSとPMMA増産【表】

 奇美実業が中台で40億台湾元(約107億円)を投じ、世界最大手の地位にあるABS(アクロルニトリル、ブタジエン、スチレン)およびポリメチルメタクリレート(PMMA)の年産能力を計28万トン増強する。18日付経済日報が伝えた。

 ABSは台南工場での年産能力を現在の105万トンから110万トンに引き上げる。拡張作業は第2四半期中に終わる予定。同時に、中国・江蘇省鎮江市の工場では30億元を投じて年産能力15万トンの新施設を建設中で、計85万トンに増える。これにより、中台でのABS年産能力は現在の175万トンから195万トンに増加する。

 PMMAは昨年台湾で10億元を投じて年産能力8万トンの新工場を建設し、計25万トンに達した。鎮江工場でも10億元を投資して新工場の建設を進めている。第3四半期の量産開始を見込み、稼動後の中台での年産能力は計38万トンとなる。

 中国政府が第12次5カ年計画(2011年~15年)期間中に進める農村の都市化計画に応じ、奇美実業は既に販売戦略を調整して、同国内需市場の開拓に取り組んでいる。