ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年5月18日_記事番号:T00037177
カナダ国際貿易裁判所はこのほど、同国の鋼管メーカーから台湾、韓国、タイ、インド、トルコ、オマーン、アラブ首長国連邦(UAE)の鋼管メーカーが溶接炭素鋼鋼管をダンピング(不当廉売)しているとの提訴を受け、調査開始を決定した。台湾メーカーは10社が提訴対象に含まれている。18日付工商時報などが伝えた。

これについて、台湾の鋼管業界は、台湾製鋼管の主な輸出先は米国、オーストラリア、東南アジア、中国などで、カナダへの輸出は毎月2,000~3,000トンにとどまっており、ダンピング提訴による影響は少ないとみている。
中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄によると、提訴対象は主に規格鋼管で、同社が米国・カナダに輸出している送油管ではないとして、ダンピング認定されることはないとの見方を示した。
燁輝企業(YP)も、子会社の鑫揚鋼管廠が生産しているのは主に規格鋼管で、カナダへの輸出は少ないと説明した。
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