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東芝のテレビ日本生産停止、台湾受託メーカーに恩恵も【図】


ニュース 家電 作成日:2012年5月18日_記事番号:T00037181

東芝のテレビ日本生産停止、台湾受託メーカーに恩恵も【図】

 東芝が17日、日本でのテレビ生産を停止し、海外工場へ集約すると発表したことを受けて18日付蘋果日報は、将来的に外部への生産委託比重も増える可能性が高いとして、台湾の受託メーカーに恩恵が予想されるとの見方を示した。

 市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジー研究部の劉陳宏協理は、東芝は今年のテレビ出荷台数を1,700万台と予測しているが、実際には1,400万〜1,500万台にとどまるとみられ、そのうち65%の生産が台湾の仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、永碩聯合国際(ユニハン)、友達光電(AUO)傘下の景智電子(BriView)など台湾メーカーを中心に外部委託されると指摘した。

 一方、中国の康佳(コンカ)やTCL集団、トルコのベステル社も東芝から生産を受託しており、台湾メーカーの受注を圧迫しているという。ただ、市場調査会社IDCの徐美雯シニア研究経理は、中国メーカーの生産品質は台湾メーカーに及ばず、受注内容が異なるため、脅威は大きくないと指摘した。