台湾とニュージーランド（ＮＺ）の双方は18日、近く両国・地域間における経済協力協定（ＥＣＡ）締結に向けた交渉に入ると発表した。経済部の梁国新次長は「交渉を急ぎ、来年末には調印を終えたい」と話した。19日付中国時報が伝えた。
双方は昨年10月25日にＥＣＡの実現可能性調査に入ると発表、同12月に共同研究の段階に入っていた。
経済部によると、ＥＣＡが発効すれば台湾のＧＤＰ（域内総生産）を0.394ポイント押し上げるとの試算だ。
工業分野では生産額の358億台湾元（約960億円）増、就業機会の8,000件以上増、サービス業では年産額428億元増、就業機会３万7,000件増が見込めるほか、貿易では輸出額が11億5,400万米ドル、輸入額が11億2,500万米ドル増える見通し。
なお台湾は現在、６カ国・地域と経済貿易協定の調印交渉を進めている。
