台新金融控股の関係者は18日、米生命保険大手、ニューヨーク・ライフ・インシュアランスの台湾法人、国際紐約人寿保険の買収に向け、交渉を進めていることを認めた。19日付経済日報が伝えた。
台新金控による国際紐約人寿買収説は既に消息筋情報として報じられていた。
台新金控の呉東亮董事長は今年４月、今後の事業計画について、「生命保険会社の買収を優先的に考慮したい」と述べていた。台新金控はニューヨーク・ライフが2010年に韓国、台湾、香港の子会社売却を検討した際、台湾法人の買収に名乗りを上げたとされる。ただ、当時は台湾法人だけは最終的に売却されなかった。
保険業界では、元大金融控股がマニュライフの台湾法人、宏利人寿保険を買収するとの観測も流れており、２つの買収案が６月末までに発表される見通しだ。
