ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国の銀行初の台湾支店、7月中旬までに開設


ニュース 金融 作成日:2012年5月21日_記事番号:T00037195

中国の銀行初の台湾支店、7月中旬までに開設

 行政院金融監督管理委員会(金管会)は18日、中国の大手商業銀行、中国銀行と交通銀行による台湾での支店開業申請を受理したと発表した。認可されれば、中国の銀行による初の支店開設となる。開業時期について金管会は、書類に不備がなければ2カ月以内に審査が完了し、遅くとも7月中旬には可能となるとの見方を示した。19日付中国時報が報じた。

 なお今回の審査において、中国の銀行の台湾支店が可能となる営業項目の中には台湾元取り扱い業務が含まれるが、政府関係者は「営業免許を取得しさえすれば、台湾元業務は可能となる」と強調した。両行の台湾における運営資金は中国銀行が12億台湾元(約32億円)、交通銀行が15億元とされる。

 また同関係者によると、金管会と中国の金融当局、銀行業監督管理委員会(銀監会)は既に、金管会が2行に台湾元業務を認可すれば、同時に台湾の銀行による人民元取り扱い業務に対しても銀監会が認可することで合意しているという。このため、台湾の第一商業銀行、兆豊国際商業銀行、彰化銀行など5行による人民元業務が6〜7月にも可能となる見通しだ。