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鋳造部品の永冠能源、遼寧に高炉建設計画


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年5月21日_記事番号:T00037203

鋳造部品の永冠能源、遼寧に高炉建設計画

 鋳造部品メーカーの永冠能源科技(YGG)は、来年にも中国遼寧省の鉄鉱山近くに高炉を建設し、採鉱から部品生産まで一貫生産体制を構築する構えだ。投資額は10億台湾元(約26億円)を見込む。21日付経済日報が伝えた。

 同社は川上への事業発展に向け、5年以内に銑鉄を生産する高炉を建設する。張賢銘董事長は「採鉱から鋳造部品出荷まで一貫生産を行えば、競争力を大幅に高めることが可能だ。3年以内に金属二次加工の分野で世界一を目指したい」と述べた。

 また、観音工場(桃園県)でも8億元をかけ、工場拡張を進め、企業運営本部を中国から台湾に移転する方針だ。

 同社は中国を拠点としている台湾系鋳造部品メーカーで、再生可能エネルギー分野、射出成形機、産業機械向けの部品生産を手掛けており、今年4月に台湾で株式を上場した。現在中国では、広東省東莞市、浙江省寧波市、江蘇省溧陽市に工場を保有している。生産能力は年産15万トン。