ニュース 電子 作成日:2012年5月21日_記事番号:T00037207
印刷インキ用樹脂大手の荒川化学工業(本社・大阪市中央区、末村長弘社長)は、新型ポリイミド(PI)フィルム(ブランド名・ポミラン)の技術供与先である達邁科技(タイマイド・テクノロジー)で、今年第4四半期にも量産が始まる見通しとなった。21日付工商時報が伝えた。
PIフィルムはフレキシブルプリント基板(FPC)の主要材料となる。新製品の「ポミラン」は、ナノサイズのシリカ粒子がポリイミドフィルム中に均一に分散した構造が特徴。従来のポリイミドフィルムには、湿式めっきを施すことは困難だったが、新製品は専用の湿式めっきプロセスにより、導電層の形成を可能にした。今後は半導体パッケージ基板、フレキシブルプリント基板、太陽電池基板など、さまざまな電子回路基板への応用が期待されている。
両社は今年2月に「ポミラン」販売の合弁会社「柏弥蘭科技(ポミラン・テクノロジー)」を設立した。資本金は1,000万台湾元(約2,700万円)で、出資比率は荒川化学が60%、タイマイドが40%。このほか、荒川化学はタイマイドの増資を引き受け、同社に3.07%を出資した。
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