経済部が21日発表した４月の輸出受注額は、前月比5.95％減、前年同月比3.52％減の360億9,000万米ドルで、２カ月連続で前年同月比マイナスを記録した。春節（旧正月）連休で稼働日が少なく同8.63％減だった１月を除くと、過去２年半で最も下げ幅が大きかった。経済部は、世界経済が停滞気味な上、５、６月は電子業界の非需要期に当たることなどを挙げ、５月もプラス成長に転じることは難しいとみている。22日付経済日報が伝えた。
４月輸出受注額は製品別でも軒並みマイナス成長だった。特に情報通信製品は、新旧製品交代期でノートパソコンや携帯電話が伸びず、前年同月比4.63％減の86億4,000万米ドルで、前月比でも４億2,000万米ドル減少した。また、化学品は中国需要が回復せず、前年同月比13.02％減の19億8,000万米ドルだった。
なお、１～４月の輸出受注額は前年同期比0.13％増の1,399億米ドルで、プラス成長をなんとか維持した。
