ニュース 電子 作成日:2012年5月22日_記事番号:T00037240
鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘董事長はこのほど日本メディアのインタビューに応じ、同グループがシャープに9.88%出資して筆頭株主となり、シャープの液晶パネル第10世代工場(堺市、シャープディスプレイプロダクト、SDP)に個人名義などで46.48%出資することに関し、「シャープの持つ川上技術と鴻海の持つ生産能力および世界中にいる顧客力を合わせれば、1プラス1イコール5の効果を発揮できる」と語った。22日付蘋果日報が報じた。
堺工場については、「現在設備稼働率が5割しかなく、第10世代生産ラインのコスト競争力を発揮できていない」と述べ、その理由としてODM(相手先ブランドによる設計・製造)サービスを行っていないこと、日本市場を重視し過ぎていることを挙げた上で、「今後は鴻海の持つ調達能力を生かして価格を抑えた教育用電子黒板などを生産し、世界市場で販売する」との考えを示した。また堺工場の社名を「Sakai International Corp.」とすることを提案した。
堺工場の月産能力は現在12万枚だが、銘董事長は月産量を1年後に7万2,000枚、2年後に12万枚を目指すと表明。さらにその後、2工場を増設して総月産能力を24万枚にまで引き上げる計画があることも明らかにした。
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