ニュース 建設 作成日:2012年5月23日_記事番号:T00037254
国泰金融控股傘下の生命保険会社、国泰人寿保険(キャセイライフ)は22日、経営難に陥っている太子汽車工業(オート21)の土城工場(新北市)を43億9,000万台湾元(約120億円)で落札した。保険業界では今年最大の商用不動産投資で、今後は同社の倉庫として生まれ変わる。23日付経済日報などが報じた。
国泰人寿は、▽契約件数増加による契約書などの保存書類の増加▽法律による会計書類の保存義務▽損害賠償の記録、録音データなどの保存──などでスペース確保に迫られていたと説明した。現在は台湾各地のオフィスビルで保存しているが、今後は集約化して効率的な管理システムを整える。林昭廷・国泰人寿副総経理は、保険業界は成長が続いており、遅かれ早かれ他社も直面する問題だと語り、スペースに空きがあれば貸し出す可能性を示唆した。
同工場は1万2,000坪の工業用地で、太子汽車が万泰銀行(コスモスバンク)に担保として差し入れていた。今回の落札で、万泰銀行は早ければ6月末にも40億元の債権を回収できる見通しだ。
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