ニュース 電子 作成日:2012年5月23日_記事番号:T00037263
23日付電子時報によると、ハードディスクドライブ(HDD)業界では昨年のタイ大洪水による生産能力不足が改善し、価格も安定しつつある上、マイクロソフトの新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ8(Windows8)」の発売などにより、今年下半期は需要増が期待されている。しかし、欧州債務問題の解決が見えないこと、中国で需要が鈍化していることから下半期景気を慎重視する声も出始めている。
業界関係者は、昨年から続く欧州債務問題が最近、ギリシャなどで深刻化していることから、欧州パソコン市場では模様眺め傾向が強まっていると指摘。また中国市場でも労働節(メーデー、5月1日)連休向け出荷状況を見ると、従来のような高成長は望めなくなっている。
ただ、第1四半期のHDD生産量はタイ大洪水による影響から80%以上回復し、総出荷量は1億4,000万~1億4,500万台となった。第2四半期は90%回復して1億6,000万台、第3四半期には完全復旧できる見込みで、下半期業績が上半期を上回ることは確実とみられる。
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