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独立の意欲冷めた?李登輝氏「民主化問題は解決」


ニュース 政治 作成日:2012年5月24日_記事番号:T00037273

独立の意欲冷めた?李登輝氏「民主化問題は解決」

 李登輝元総統が経済誌「財訊」最新号のインタビューで、世界情勢が大きく変わり、台湾が国際的に困難に直面している情勢の下で、「独立を訴えても意味がない。蒋介石元総統が率いていた国民政府を民主化させ、自由な政府にしたことで台湾の民主化問題は解決した」と、台湾独立への熱意が冷めたともとれる発言をしたことが分かった。24日付聯合報が伝えた。

 李元総統はさらに、馬英九総統を「総統になったら皇帝のように振る舞っている。独裁者だ」と強く批判する一方、民進党についても「政権を担当していた時代は何をするべきか分かっておらず、(陳水扁前総統も)皇帝のように振る舞い、蓄財に励んだ」と非難した。

 なお、民進党の謝長廷元行政院長も最近、自身のラジオ番組で「現在の国際情勢を考慮すれば、台湾が『中華民国』の名称を外すわけにはいかない」と現実的な考えを披露している。