宏達国際電子（ＨＴＣ）は23日、台湾初となる高速無線通信規格WiMAX（ワイマックス）対応のスマートフォン「HTC EVO Design」を、WiMAX通信事業者、全球一動（グローバル・モバイル）および威達雲端電訊（ビー・タイム）との提携で６月に発売すると発表した。価格は約１万3,900台湾元（約３万7,000円）で、特定の通信契約とセットにより本体が無料になるプランの設定も見込まれる。24日付経済日報が報じた。
全球一動の何薇玲董事長は、「HTC EVO Design」の発売後、現在販売するWiMAX携帯電話を値下げすると表明、これにより同社ユーザー数は現在の12万件から年末には25万件に倍増するとの見通しを示した。また今年は基地局を増設して通信信号の人口カバー率を引き上げ、来年のユーザー数40万～50万件を目指すとした。
一方、現在約５万件のユーザーを抱えるビー・タイムの頼富源・同社董事長も、「今年末までに10万件を目指す」と述べた。
