ニュース 電子 作成日:2012年5月24日_記事番号:T00037289
第4世代(4G)高速無線通信規格、LTE(Long Term Evolution)対応のスマートフォンやタブレット型パソコンが普及する中、温度補償水晶発振器(TCXO)の需要が高まっており、水晶デバイス最大手の台湾晶技(TXC)では、受注が生産能力をはるかに上回る状況となっている。このため同社は、桃園県平鎮工場の拡充に6億台湾元(約16億円)を投じ、TCXO生産能力を年内に5,000万個から1億5,000万個に増強する計画だ。24日付電子時報が報じた。
TXCの林万興総経理によると、同社の提携パートナー、聯発科技(メディアテック)が中国スマートフォン市場で勢力を拡大していることや、メディアテックのライバルであるクアルコムの携帯電話チップが生産能力不足で出荷に影響が出ている関係で、TXCのTCXO出荷が増えていると説明した。
ハイエンド部品であるTCXOは、これまではエプソントヨコムなど日本メーカーが市場を独占してきたが、最近はTXCも注力しており、同社売上高に占めるTCXOの割合は今年、2011年の8%から16%に拡大すると見込まれる。
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