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毒殺魚出荷で5人逮捕、青酸カリ1トン押収


ニュース 社会 作成日:2012年5月25日_記事番号:T00037297

毒殺魚出荷で5人逮捕、青酸カリ1トン押収

 行政院海岸巡防署は24日までに、嘉義県東石郷の外傘頂洲潟湖(せきこ)で猛毒のシアン化カリウム(青酸カリウム)を使って魚を毒殺し、捕まえた高級魚を市中のレストランに流通させていた5人を逮捕するとともに、シアン化カリウム1,075キログラムを押収した。25日付自由時報などが伝えた。

 海岸巡防署は半年前に嘉義、雲林県沿岸でシアン化カリウムを使い、魚を捕獲しているグループがいるとの通報を受け、捜査を進め、23日に東石郷内で容疑者を現行犯逮捕した。

 同署によると、容疑者らはシアン化カリウムを海に投入し、高値が付く魚だけを引き揚げ、残りは捨てていた。1,075キログラムのシアン化カリウムは、一度に海に投じれば、魚介類は死滅し、数年にわたり漁獲ができなくなるほどの量と指摘される。

 林口長庚医院臨床毒物科の林杰リョウ主任(リョウは木へんに梁)は「シアン化カリウムはヒトが摂取すれば50~300ミリグラムで死に至る。押収されたシアン化カリウムは、数百万人から数千万人分の致死量に相当する」と説明した。 


海岸巡防署は毒殺された魚232キロを押収。これまでに少なくとも2万キロが市場に出回ったとみている(24日=中央社)