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本土色の政治討論番組、人気司会者が降板


ニュース 社会 作成日:2012年5月25日_記事番号:T00037299

本土色の政治討論番組、人気司会者が降板

 三立電視(SET)で台湾本土色の強い政治討論番組「大話新聞」の司会者を2002年から務めてきたジャーナリストの鄭弘儀さん(51)が今月末で番組を降板することが分かった。25日付自由時報などが伝えた。

 SET経営陣は24日夜、鄭さんが今月末で降板することを認めた。ただ、鄭さん本人は同日の番組出演後、足早に車で立ち去り、取材を拒否した。

 大話新聞は、本土派寄りの論調と鄭さんの歯に衣着せぬトークが人気を集め、長寿番組となっている。一方、SETは近年、中国市場への進出を目指しているが、大話新聞の「本土色」や馬英九政権批判が問題視され、人気ドラマを中国に輸出できないなど不利益を受けているとされる。このため、鄭さんの降板が中国への「配慮」に基づくものではないかとみる声も少なくない。

 一方で、鄭さんは半年前に降板意思を伝えており、降板は「家庭の事情」だとする情報もある。ただ、司会者としての鄭さんの人気は根強く、今後は他局への出演も含め、去就が注目される。

 大話新聞の後任司会者は、局アナの廖筱君さんが務める。