ニュース 金融 作成日:2012年5月25日_記事番号:T00037307
過去に2回台湾から撤退し、3回目の進出を目指している仏保険大手アクサについて、行政院金融監督管理委員会(金管会)は24日までに、台湾支店(分公司)開設申請を却下する決定を下した。台湾で外資系保険会社の進出申請が監督機関に認められなかったのは、過去約20年間で例がない。25日付工商時報が伝えた。
金管会は申請却下の理由について、▽提出された承諾書などでは、台湾での長期経営を確保できない▽アクサは2回進出・撤退しており、台湾保険市場の健全な発展に影響を与える▽台湾進出の主体となるのは英領バミューダ諸島法人だが、同諸島当局による認可文書が添えられていない──ことを挙げた。
金管会保健局の陳開元副局長は「アクサの台湾進出は、保険市場にプラスでなければならず、市場の安定に影響を与えてはならない」と述べた。
金管会はアクサに対し、支店開設ではなく、子会社の設立を希望しており、「10年間は台湾市場から撤退しない」との確約を求めているとされる。子会社設立には最低20億台湾元(約54億円)の資本金が必要となる。
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