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上場企業の減資規模、過去最高に


ニュース その他分野 作成日:2007年11月14日_記事番号:T00003731

上場企業の減資規模、過去最高に


 行政院金融監督管理委員会(金管会)は13日、今年1~10月の上場企業が実施した減資の総額は過去最高の1,409億台湾元(約4,800億円)となり、昨年の通年値を上回ったことを明らかにした。14日付経済日報が伝えた。

 同期間に減資を行ったのは91社で、増資を行った32社より多かった。金管会関係者は「経済が急成長を遂げる環境では、投資需要から企業の増資が増えるが、増資より減資が多いというのは、好ましい現象ではない」と懸念を示した。

 金管会関係者は、企業の損失回避や資金過剰以外に、中国へのう回投資も減資の背景にあるとみている。台湾では企業の対中投資が純資産の40%までに制限されているため、いったん減資を行った上で、資金をう回方式で中国に投資する動きが出ているためだ。

 一方、今年の新規上場企業は、メーンボードで11社、店頭市場で26社の計37社で、通年目標の70社には遠く及ばない見通しだ。