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AUOのAMOLEDパネル、HTCも採用か


ニュース 電子 作成日:2012年5月25日_記事番号:T00037316

AUOのAMOLEDパネル、HTCも採用か

 25日付電子時報によると、友達光電(AUO)は第2四半期に量産・出荷予定の4.3インチのアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルで、ソニーのほか、宏達国際電子(HTC)からも受注を獲得したもようだ。HTCで最も薄いスマートフォン「One S」に採用されるとみられている。

 AMOLEDパネルは量産時の良品率と高い材料コストが課題だ。サムスンモバイルディスプレー(SMD)が第4.5世代生産ラインで8割以上の良品率を誇り、技術、品質でもリードする一方、AUOはソニー、HTCにとってSMDに続く2番手の調達先という位置付けとなる。業界関係者の観測では、AUOは3.5世代ラインでの試験生産で良品率はわずか20%。60%まで向上させるには2年かかると言われている。

 奇美電子(チーメイ・イノルックス)は中小型AMOLEDパネルを下半期から量産する予定だ。ジャパンディスプレイ(JDI)は2013年第1四半期に参入する計画。中小型AMOLEDパネル市場の競争は、AUOの量産で幕が開く見通しだ。