ニュース 社会 作成日:2012年5月28日_記事番号:T00037323
台北市でレインコート姿の男が銀行強盗を繰り返した事件で、先週ついに容疑者の男、王淵(48)が逮捕されたが、その後の調べでそのあきれた生活ぶりが明らかになった。
王容疑者は奪った金を湯水のように使っていた。犯行を認めたのは合作金庫銀行、台湾中小企業銀行など3件の強盗で、奪った金は計4,086万台湾元に上る。この大金で、BMWの高級車に300万元、ハマーのSUV(スポーツ多目的車)に500万元、女性のために桃園県大渓に435万元で住宅を買ってやったりと大盤振る舞いをしていた。自宅には高価なパソコンの他にiPadを10台以上、HTCブランドなど最新の携帯電話も何台も所有していた。
また、米国、日本、中国を豪遊したり、有名ブランドの服に身を包んで、射撃クラブ、ヨットクラブ、高級スポーツクラブなどに出入りしていた。
だが、職がない上に金遣いが荒く、 賭博や株式取引で少なくとも800万元以上の借金があったようだ。このため、姉に買ってもらった台北市大安区の自宅では生活費をもらって暮らしていたという。近所の住民は「お金持ちだと思っていた」と、王容疑者が「レインコート強盗」だと知って驚きを隠せないでいる。
なお、王容疑者と7年前から交際し、自宅も買ってもらった女性、林香蘭さん(35)は、「危険を冒して手にしたお金は大切に使って」などと王容疑者に書き宛てた手紙が見つかり、警察では「レインコート強盗」であることを知っていた可能性が高いとみて行方を追っている。ちなみに林さんはすらりとした長身のかなりの美人だ。
王容疑者は警備会社の現金輸送担当者1人を射殺している。享楽のために手段を選ばなかった人生には、厳しい断罪が下されるべきだろう。
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