ニュース 社会 作成日:2012年5月29日_記事番号:T00037350
このほど台湾を訪問した中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の葉克冬副主任は26日、台南市の台湾首府大学で中国人留学生との座談会に出席。その席で中国人学生に対し「できるだけ台湾人学生と友だち付き合いを」「恋愛に境界線はない」と発言し、これが「中国は留学生に台湾人と恋愛させ、統一を図ろうとしている」などとネット上で議論を呼んでいる。
座談会に出席した中国人留学生は、葉副主任の発言に対し、「相手を好きになったら出身がどこであろうと関係ない」「台湾人と付き合えば、台湾文化の理解に役立つ」など「優等生」的な反応を見せている。
ちなみに彼らの恋愛対象としての台湾人に対する印象は、男性は▽優しい▽穏やか▽心遣いが細やか──など。女性は▽情熱的▽個性的▽明るい▽開放的──と、台湾に留学にやって来るだけあって好印象。ほとんどが「相手次第で台湾人との恋愛は拒否しない」と答えた。
一方、蘋果日報が南部の台湾人学生に対し葉副主任の発言に対する意見を聞いたところ、「相手が帰って遠距離恋愛になるのが心配」との声は上がったものの、おおむね「気が合えば付き合う可能性もあり得る」という答えが多かったようだ。
しかし、ネット上ではこういった「タテマエ」的意見ばかりではないようで、中国側からは「統一の最良の手段」「まったく軍を動かさずに台湾を同化できる」といった声が。台湾側からも「中国は種馬を送り込んで来ている」「愛国心があるなら馬英九の娘と付き合ってみろ」などとバトルが展開されている。
実際のところ、恋愛は当人同士の問題で、当然、台湾人が中国人と付き合うこともあるだろう。しかし、政府が「チャンスをつかめ」となど言うから、良からぬ憶測や反発を呼ぶわけで「余計な口出し」と言えよう。
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