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上銀科技、生産能力拡充に71億元投資


ニュース 機械 作成日:2007年11月14日_記事番号:T00003737

上銀科技、生産能力拡充に71億元投資


 ボールねじ製造世界3位の上銀科技(ハイウィン)、卓永財董事長は13日、総額71億台湾元(約245億円)を投じて台中市の精密機械園区に第1期製造工場および出荷センターを設立すると発表した。来年第1四半期に竣工、第2四半期には第2期工場の建設にも着工し、来年末には稼動させて市場開拓に役立てたい考えだ。

 上銀科技は、ボールねじやリニアガイドを主力とする機械部品メーカーで、米国、日本、ドイツ、ロシアなどに子会社を持って、自社ブランド「HIWIN」で製品を販売している。業界世界1位の日本THKと2位のMSKの売上高70億元以上に対し、上銀科技の昨年の総売上高は60億元で、そのうち台中工場は一昨年比17%成長の32億2,000万元となっている。卓董事長は、2年後にはグループ全体の売上高100億元突破を目指し、業界で世界一になりたいと語った。

 上銀科技の経営規模を拡大に対し、THKは先日40億円を投じて工場を拡充し、2010年までに生産能力を30%引き上げると発表し、シェア1位維持にかける意気込みを示した。14日付経済日報が報じた。