ニュース 社会 作成日:2012年5月30日_記事番号:T00037375
彰化県一帯の墓地で墓泥棒を働いた4人のうち、2人が相次いで死亡するなど連続して不幸に見まわれ、天罰が下ったと話題になっている。
裁判所の調べによると、葬儀関係の業務に携わっていたことから埋葬された棺桶の位置や遺体の状況を熟知する呉安翔被告(25)は一昨年11月、家計の苦しさから妻の曽佳琪被告(36)および麻薬常習者で金に困っていた友人の陳煒正被告(33)と共謀し、彰化県社頭郷の墓地で7基の墓を掘り返し、遺体とともに埋葬されていた装飾品などを盗んだ。
その後、陳被告は同じく麻薬常習者の黄秉富被告(27)と2人で昨年1月までの間に3カ所の墓地で盗掘を繰り返した。
墓泥棒により羽振りの良くなった4人だったが、天罰か偶然か、その後彼らは連続して不幸な出来事に見舞われることとなった。
まず陳被告の父親と祖母が1カ月の間に相次いで病死。その後、呉被告は昨年3月に妻で共犯の曽被告と離婚し、さらには同年4月、黄被告が突然死亡した。検視によると死因は「心臓発作」だった。
怖くなった陳被告は4日後に自首、黄被告と共犯の10件、呉被告夫婦と共犯の7件の犯行を自白した。これにより呉被告夫婦も逮捕されたが、一審裁判中の昨年9月、なんと呉被告まで突然死亡してしまった。ちなみに呉被告は取り調べの最中、「盗掘している時に幽霊を見て驚いて逃げた」と供述している。
裁判で曽被告は「陳被告に落とし入れられた」と犯行を否認したが、陳被告に曽被告を騙す理由がないことや、同被告が自ら盗んだ装飾品を換金していたことから、2人ともに有罪判決が下った。
この事件について風水の専門家は「こうしたことをした場合は、現場で死者に謝罪しなければ必ず悪いことが起きる」と語っている。天罰を信じるか信じないかは別として、残された被告2人は服役前に犯行現場を謝罪に回った方がいいかもしれない。
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