ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ネットから判決文コピペ、裁判官降格


ニュース 社会 作成日:2012年5月31日_記事番号:T00037405

ネットから判決文コピペ、裁判官降格

 高雄地方法院の女性裁判官(39)が、工事代金をめぐる民事訴訟で判決文の作成が間に合わなくなり、インターネット上で内容が似た裁判の判決文を見つけ、文面を「切り貼り」して、当事者に送付していたことが明るみに出た。司法院審議委員会は30日、問題の裁判官の職務を解き、司法事務官に降格する処分を決定した。31日付中国時報が伝えた。

 問題の裁判官は今後、公務員懲戒委員会に処分が委ねられ、免職処分が下される可能性がある。

 問題の裁判官は、試署法官(判事補)クラスで、これまでも判決書の提出が遅れ、処分を受けていた。

 不正が発覚したのは、工事代金をめぐる民事訴訟で、判決書を受け取った被告企業が控訴しようと、判決文を精査したところ敗訴理由がはっきり分からなかったことが発端。被告企業の説明を受けた高雄地方法院が調査を進めたところ、問題の裁判官がネット上から判決を切り貼りし、作成していたことが判明した。