ニュース 建設 作成日:2012年5月31日_記事番号:T00037421
富邦人寿保険は30日、台北市忠孝東路の商業ビル「太平洋敦南大楼」を19億3,900万台湾元(約51億円)で落札した。31日付工商時報が伝えた。
台北市ではオフィスビルの価格が高騰し、生保会社が最近買収した物件は賃貸利回りが年1.8〜2.0%に低下している。行政院金融監督管理委員会(金管会)保険局が求める最低収益率(1.875%)を下回るケースも出始めている。
富邦人寿が今回落札した太平洋敦南大楼も、現在入居している「ピュアヨガ」の賃料による利回りは1.86%で、最低収益率を満たしていない。契約は2016年までだが、富邦人寿は今後、賃貸契約の更改時に賃料を引き上げ、収益率を高めたい構えだ。
保険業界は、銀行に預金しても運用利回りは0.8%にすぎないため、生保各社は相次いでオフィスビルに投資したが、業界関係者からは「売り手はほとんどが保険局の定める最低収益率の線で価格をつり上げて提示してくる」と漏らした。
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