ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

CCLの台光電子、中国西部に工場設置へ【図】


ニュース 電子 作成日:2012年5月31日_記事番号:T00037428

CCLの台光電子、中国西部に工場設置へ【図】

 プリント基板(PCB)材料の銅箔基板(CCL)メーカー、台光電子材料(エリート・マテリアル)が、PCBメーカーによる中国での生産拠点拡大に合わせて、同国西部に工場を設置する。既に湖北省武漢市や重慶市などを視察したが、最終的な設置場所はPCB産業の集積状況によって決定するとした。新工場では主にハロゲンフリー基板を生産する。設置は2期に分けて行い、第1期工事は2014年に完成・量産開始予定で、月産能力は30万枚。31日付工商時報が報じた。

 台光電はまずは2億5,900万人民元(約6億9,000万円)を投じ、第1、2期すべての工場棟を建設。その後第1期の工場棟から順に設備を搬入していく計画で、第2期工事が完成すれば総月産能力は60万枚となる。

 PCB業界のリサーチ機関、Prismarkの統計によると、同社のハロゲンフリー基板の10年生産額は2億2,200万米ドル、世界シェアは17.9%で3位だった。新工場が稼働すればさらなるシェア拡大が見込める。

 なお台光電子は現在、台湾・桃園県(月産能力・55万枚)、中国・江蘇省昆山市(同100万枚)および広東省中山市(同75万枚)に工場を持つ。