ニュース 金融 作成日:2012年6月1日_記事番号:T00037440
台湾の低金利環境を利用し、中国・香港の有名企業が台湾で資金を借り入れるケースが増えている。1日付工商時報が伝えた。
銀行業界関係者によると、最近では香港のキャセイパシフィック航空、中国の中国石油化工(シノペック)が台湾で借り入れを行ったという。
このほか、シティバンク、スタンダード・チャータード銀行、HSBCなど外資系金融機関が協調融資を行う際、台湾の金融機関に参加を求めるケースも増えているという。
台湾の大手銀行幹部は「中国では大手国有銀行が預金準備率を今年末までに2.5%まで引き上げなければならず、最近金利が上昇している。それに伴い中国企業や中国に進出する台湾企業がオフショア企業を経由し、台湾での借り入れに動いている」と指摘した。
中国・香港での金利上昇を受け、台湾の銀行業界では、米ドル建ての貸出金利を近く引き上げる方向で共通認識が形成されている。
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