ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年6月1日_記事番号:T00037445
ステンレス大手の燁聯鋼鉄(YUSCO)は31日、6月の熱延・冷延製品価格について、台湾域向け300系で1トン当たり1,500台湾元(約4,000円)引き下げを決めた。中国や韓国から輸入される低価格製品に対抗し、価格引き下げで購買意欲を刺激したい考えだ。また、輸出向けおよび400系については据え置きとした。なお、同業の唐栄鉄工廠も今週、同程度の値下げを発表するとみられる。1日付工商時報などが報じた。
業界関係者によると、ステンレス原料のニッケル国際スポット価格は現在、1トン当たり1万6,300米ドル、月平均は同1万7,500米ドルで、4月時点より4%前後下落している。
しかしYUSCOは、原料の下落幅は限られている上、ガソリン・電力料金の値上げによって生産コストは上がっていると強調。証券会社もYUSCOが3カ月連続で熱延・冷延製品価格を引き下げていることから、第2四半期は収益を上げることが難しい状況になっていると指摘。下半期に市場景気が回復することに期待するしかないとの見方を示した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722