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華亜科、消火栓破裂で製造機器が水浸し


ニュース 電子 作成日:2007年11月14日_記事番号:T00003745

華亜科、消火栓破裂で製造機器が水浸し

 
 DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)大手の華亜科技(イノテラ・メモリーズ)の桃園林口工場で先週、消火栓の破裂事故が発生し、多数の製造機器が大量の水を浴びて生産ラインに影響が出ているもようだ。危うく機器のショートによる工場爆発の危険性もあったという。ライン停止による損失や補修にかかる費用がどのくらいに上るか、現段階では分かっていない。
 
T000037451

 
 華亜科は台湾プラスチックグループ傘下の南亜科技と独キマンダによる合弁企業で、トレンチ型方式による標準型メモリを生産している。単月の最大生産能力はウエハー6万2,000枚で、主に南亜科とキマンダから受注している。華亜科の生産ラインに問題が生じれば、両親会社の業績にも影響が及ぶとみられる。

 華亜科の高啓全総経理によると、被害を受けたのはオートメーション化された生産ライン設備で、現在人力で搬送を行っており、影響は大きくないという。ただ、出入りする設備業者は、事故現場は「とてもひどい」状況で、「水が滝のように溢れていた」と証言している。14日付経済日報が報じた。