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DRAM市場、イノテラが楽観見通し


ニュース 電子 作成日:2012年6月1日_記事番号:T00037453

DRAM市場、イノテラが楽観見通し

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)系のDRAM大手、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)の高啓全総経理は31日、下半期に見込まれるマイクロソフトの新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ8(Windows8)」の発売がパソコンの買い替え需要を呼ぶと期待され、第3四半期のDRAM市場も需要、価格ともに上昇が続くとの楽観的な見通しを示した。1日付経済日報が報じた。

 高総経理は、大手DRAMメーカーがこれ以上の生産能力の拡充を見合わせ、さらに既存の生産ラインをモバイルDRAMやNAND型フラッシュメモリーに移行させて、汎用DRAMは生産能力に限りがある中、同製品価格は今年、上昇が続いていると指摘。さらにウィンドウズ8発売による買い替えブームが起きれば今後もDRAM価格は上昇が続くと予測した。ただ、欧州債務危機などで世界経済に懸念が生じており、上昇幅を予測することは難しいと語った。

 なお高総経理によると、同社では30ナノメートル製造プロセスへの移行が順調に進んでおり、当初計画していた年末のウエハー投入枚数4万枚を引き上げる可能性があるという。