ニュース 石油・化学 作成日:2012年6月4日_記事番号:T00037474
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の曹明総経理は1日、市況の悪化を受けて、エチレン年産120万トンを誇る第3ナフサ分解プラント(高雄市林園区、三軽)を5月31日から10日間の操業停止、年産70万トンの第1ナフサ分解プラント(一軽)は今月19日から40日間操業停止し、点検作業に入ると表明した。2日付経済日報が伝えた。
現在、エチレンの生産コストは1トン当たり1,200米ドル前後だが、エチレンのスポット価格は1トン当たり990米ドルまで落ち込んでおり、生産すればするほど赤字が膨らんでいる。操業停止の判断はこうした状況に基づいてのものだ。
市場アナリストは、台塑石化の操業停止によってエチレン供給量が約12万トン減少し、川下の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)などのポリエチレンおよびエチレングリコール工場の稼働率が7~8割まで下がるため、スポット価格の下落に歯止めがかかる効果が見込めるとしている。
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