ニュース 電子 作成日:2012年6月5日_記事番号:T00037505
シャープと鴻海科技集団(フォックスコン)の資本提携に関連し、鴻海が取得予定のシャープ株が最近暴落していることから、鴻海がシャープ側に価格面で再交渉を申し入れるのではないかとの観測が出ている。5日付経済日報が伝えた。
両社の基本合意によれば、シャープは第三者割当増資と堺工場の運営会社株の半数弱を譲渡し、鴻海側から約1,330億円を調達し、鴻海はシャープに約9.9%を出資する筆頭株主となる。鴻海によるシャープ株の取得価格は1株550円だが、シャープの株価は、当期業績が当初予測を下回る見通しとなったことから、392円(5日午前現在)まで下落した状態だ。仮に鴻海が当初の合意条件でシャープ株を取得した場合、帳簿上で多額の評価損を計上することになり、業績にも悪影響が懸念される。
市場関係者は「現在のシャープの株価からみて、鴻海は高値を支払おうとしないはずだ。鴻海は今回の資本提携で主導権を握っており、鴻海は再交渉を求めるのではないか」と指摘した。
これについて、鴻海の広報担当は「交渉は現在進行形であり、財務上の取引が完了した時点で投資家に説明を行う」と述べた。
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