ニュース 電子 作成日:2012年6月5日_記事番号:T00037506
液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)はこのほど、第4四半期にアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネル、「TRUEOLED」の量産を開始すると宣言した。5日付自由時報などが報じた。
奇美電は、月産能力7万枚の第3.5世代低温ポリシリコン(LTPS)生産ラインで有機EL(OLED)材料を生産し、今年末に3,000~5,000枚のガラス基板を投入、解像度326ppiの3.4および4.3インチ「TRUEOLED」を生産する計画だ。まずはスマートフォン向けに、その後デジタルカメラ、ゲーム機、タブレット型パソコン向けに出荷する。
奇美電によると「TRUEOLED」は白色有機ELにカラーフィルターを組み合わせたもので、金属フォトマスク工程が不要なため生産が簡素化でき、低コスト・高良品率を実現。また、画面背景が白い場合の消費電力が既存のAMOLEDパネルより少なく、視野角45度で最大80%の輝度を保つなどのメリットがある。
なお同パネルは、6月5~7日に米ボストンで開催されるディスプレイの国際学会「The Society for Information Display 2012」で展示される。
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