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「DRAM市況は下半期に好転」=威剛董事長


ニュース 電子 作成日:2012年6月5日_記事番号:T00037507

「DRAM市況は下半期に好転」=威剛董事長

 メモリーモジュール大手、威剛科技(Aデータ・テクノロジー)の陳立白董事長は4日、今後のDRAM市況について、「下半期に谷底から抜け出せる」との楽観見通しを示した。5日付蘋果日報が報じた。

 陳董事長は、DRAM市場は現在、サムスン電子、SKハイニックスおよびマイクロン・テクノロジーの「三国時代」に突入していると指摘。他のメーカーが汎用DRAMの生産を抑制し、モバイルメモリーへと切り替えているため、現在DRAMの契約価格に明らかな上昇が見られ、これに伴ってスポット価格も7月以降に上向き、年末には契約価格を上回る可能性があるとの見方を示した。

 陳董事長はまた、現在同業でDRAMの取り扱い比率が高いのは同社と米キングストン・テクノロジーの2社だけで、市況が好転すれば在庫が比較的多くある威剛は利益が得られると述べた。

 このほか同社の第2四半期業績について、SSD(ソリッドステートドライブ)やUSBメモリーの需要もやや回復し、メモリカード価格も下げ止った上、受注状況も悪くないことから、非需要期ではあるが売上高は微減にとどまり、粗利益率は前期と同水準を維持できると語った。