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雲林・嘉義で看護師不足が深刻、ベッド数削減相次ぐ


ニュース 医薬 作成日:2012年6月6日_記事番号:T00037531

雲林・嘉義で看護師不足が深刻、ベッド数削減相次ぐ

 雲林県および嘉義県で看護師不足が深刻化し、大型病院における病床の削減が相次いでいる。雲林県衛生局の統計によると、同県では看護師が239人足りない状況で、台大医院雲林分院では昨年から現在にかけて85床を削減した。6日付自由時報が報じた。

 また嘉義県でも、大林慈済医院で看護師の数が昨年の700人以上から600人余りに減り、今年3月に136床を削減したほか、嘉義基督教医院で39床、聖馬爾定医院で32床を減らしている。さらに嘉義長庚紀念医院ではナースステーション1カ所を廃止、40〜50床に影響が出ている。

 各病院によると、病床の削減は看護師の採用が離職人数に追いついていないことが主因で、7〜9月の卒業・就職シーズンに人手不足の改善を期待している。

 一方、行政院衛生署医事処の石崇良処長は病床の相次ぐ削減について、衛生署が今年、病院の設置基準に対する監督を継続し、評価を厳格化していることと関係があり、病床数に対して看護師の数が十分でない病院で削減が行われていると指摘した。