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ダイトと杏輝薬品、抗がん剤の提携さらに拡大


ニュース 医薬 作成日:2012年6月6日_記事番号:T00037532

ダイトと杏輝薬品、抗がん剤の提携さらに拡大

 医薬品製造販売の杏輝薬品工業(シンファー・ファーマシューティカル)は5日、日本のダイト(本社・富山市、笹山眞治郎社長)と抗がん薬製造および経口抗がん薬の後発医薬品(ジェネリック医薬品)2項目の共同開発に関して契約を締結した。双方は開発した薬品の日本販売に向け、3年以内の販売許可取得を目指す。生産は杏輝薬品が手がける。なお両社は現在、5項目の薬品について共同開発を行っているとされる。6日付経済日報が報じた。

 杏輝薬品によると、共同開発する抗がん薬の一つは乳がん、非小細胞肺がん、前立腺がん、頭頚部がん、胃腺がんの臨床治療を対象とするもので、2010年市場規模は世界で30億米ドル以上、日本で1億8,600万米ドルに上る。

 もう1項目は転移性大腸・直腸がんの治療を対象とするもので、同薬品の10年市場規模は世界で20億米ドル以上。

 なお抗がん薬製造契約は乳がんを対象とする経口抗がん剤(錠剤)の量産に関するもので、これについて杏輝薬品は「10年にダイトと契約して共同開発した項目で、現在既に量産に入っている」と説明した。今年8月に厚生労働省の認可を取得し、年末に日本発売できるとしている。