ニュース 石油・化学 作成日:2012年6月6日_記事番号:T00037534
遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の東聯化学(OUCC)の株主総会が5日開かれ、徐旭東グループ董事長は「低迷中の事業もあるが、米国の量的緩和第3弾(QE3)と中国の景気刺激策が相次いで打ち出されれば、グループ各事業の生産は高水準を維持できる」と述べた上で、製品価格さえ上昇すれば、下半期の業績は上半期を上回るとの見方を示した。6日付蘋果日報が伝えた。
一方、東聯化学は酸化エチレン誘導品(EOD)プラントを中国江蘇省の揚州工場(年産6万トン)と台湾・林園工場(同4万トン)で相次いで建設。林園工場は稼働率がまだ低いが、揚州工場が第2四半期に操業を開始すれば、今年は2工場で20億台湾元(約53億円)程度、来年以降は年間60億元の増収効果が見込まれる。
徐董事長は、石化製品の市場見通しについて、「必ずしも悲観する必要はない」と述べ、特に東聯化学が生産するエチレングリコール(EG)は、中国の輸入量が年間700万トンに達するため、需要が落ち込んだとしても市場全体では供給不足で、下半期も好調に推移すると予測した。
一方、徐董事長は、東聯化学が20%を出資する国光石化科技(KPTC)がマレーシアに石化プラントを建設する計画について、同時に現地に進出しEGプラントを設ける可能性を示唆した。
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